ドクター尾辻 正樹

Doctor

再生医療のベースを築いている
それを感じながらの
診療が面白いんです

プロフィール

PROFILE

横浜ひざ関節症クリニック院長。大学病院に入職後、関連病院で勤務する中で、かねてより興味を持っていた膝関節外科やスポーツ整形を中心に経験を積む。その中でPRP療法、そしてひざ関節症クリニックに出会ったことを転機に、自由診療の道へと足を踏み入れた。患者一人ひとりにじっくり向き合える環境をフルに活かし、自分の理想とする診療を追求する毎日を送っている。

インタビュー

INTERVIEW

自由診療を選んだ理由はなんですか?

PRP治療で生まれた意識変化

保険診療でも最適と考える提案を行っていましたが、決められた治療の中での話です。手術のできない方やどうしても踏み切れない方もいるので、必ずしも患者さまのご希望に沿った治療が行えているわけではないとも感じていました。そんなときにPRP治療を行う機会が巡ってきたんです。症例を重ねて知識を習得するうちに、どんな患者さまにも積極的に、前向きな治療提案ができていると気づき、自由診療への興味が膨らみました。
ひざ関節症クリニックを選んだのは、私が膝関節の治療を専門としていたからです。自由診療という新しい分野に不安はあっても、これまでの知識や経験は武器となりますから。あとは、アカデミックに治療効果を判定して、学会や論文での報告を率先して行っているのも理由のひとつです。単に治療して終わりではなく、きちんと世の中に広める役割を果たしているという点で安心感がありました。

自由診療を選んだ理由はなんですか? PRP治療で生まれた意識変化

不安はありませんでしたか?

再生医療の発展に携われる魅力が大

確かに自由診療は治療範囲やエビデンスが曖昧な印象でしたし、保険診療とはまったく畑が違うもの、という認識しかありませんでした。ですから、実際にクリニックに行って説明を聞くまでは、不安も大きかったのが正直なところです。
ただその不安以上に、新しい治療ができること、これから必ず発展する再生医療の分野で、自分自身もその発展に携われることは魅力でした。PRPの治療効果を実感していたので期待はもともとあったんですが、診療内容の説明を受けてからは、その期待がますます膨らんだという感じでしたね。

やりがいはどんなところで感じますか?

再生医療のベースづくりを実感

ひざ関節症クリニックは変形性膝関節症の患者さまがほとんどで、変形の強い方もたくさん来院されます。そんな方でも、痛みに対する効果が得られた場合にはとても喜んでくださるんです。それももちろんですが、自分が行った一つひとつの治療が今後の再生医療のベースを築いていると、日々感じながら診療を行うことができること。そこにやりがいや面白みを感じます。
あと、自由診療では患者さまへの接遇面も求められます。一人の患者さまをスタッフ全員でサポートしていくため、周りのスタッフとも治療内容や方針をしっかり共有することが欠かせません。今までの保険診療にはなかった密な連携の中で診療を進めることができ、楽しさや充実感を与えてくれています。

やりがいはどんなところで感じますか? 再生医療のベースづくりを実感

逆に苦労する点はなんですか?

治療効果は時間をかけてしっかり説明

来院される患者さまは、新しい治療や自由診療についてほどんど知りません。変形性膝関節症が根治すると思われている方もいらっしゃいます。ですから、まずは治療効果も含めて、いかに患者さまにお伝えできるかが大事なポイントであり、とても難しくも感じます。
ただこれまでも、患者さまに分かりやすい説明を時間をかけてでも行うようにはしていました。その辺りの経験は活かすことができていると思います。あと、ひざ関節症クリニックは完全予約制ですから、診察や説明が時間に追われておざなりになるようなことはありません。保険診療のときよりも、もっとしっかりとした説明を心掛けていますし、それができる環境なのは嬉しいですね。

ひざ関節症クリニックで良かったと思うことはなんですか?

理想の診療を行える職場環境

一人ひとりの患者さまにじっくりと時間をかけて向き合う。患者さまと一緒にしっかりと治療方針を決める。この2点を思う存分できることに、これまでと違ったやりがいを感じています。時間的な余裕もありますが、しっかり教育されたスタッフが揃っていることが大きいです。手前味噌のようですが、基本的な医療や手技の知識はもちろんのこと、接遇の面も素晴らしく、そういった職場で働けることに満足しています。
あと、すべて日帰りでできる低侵襲な治療なので、当直やオンコールなどがなくなって、勤務日以外の時間をしっかりと確保できるようになりました。プライベートの充実感も得られて良かったです。

ひざ関節症クリニックで良かったと思うことはなんですか? 理想の診療を行える職場環境

自由診療に転職を考えている方へメッセージをお願いします

飛び込んでみることで可能性の発見も

今までとは異なる自由診療の分野に来ることに、躊躇してしまう気持ちもあると思います。でも、興味を持たれたということは、何か琴線に引っ掛かる部分があったはずです。それこそ興味を持てる部分かもしれませんし、あまり慎重に考えすぎず、飛び込んでみることも必要ではないでしょうか。
実際に治療に取り組んでみることで、新しい可能性を発見することもできると思います。ぜひ、前向きに検討してみてください。